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【スピーチコラム】フリートークのヒント 「何か面白い事を言わないと症候群」対策

2019/03/02

このコラムではスピーチを控えた皆様や
人前で話す皆様向けの記事を掲載しています。

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皆様は人前で話す際に「何か面白いことを言わないといけない」
と思いこんでいませんか?

サービス精神旺盛な方は反射的にこのように
「何か面白い事の一つも言わないと…」とお考えになるようです。

けれど落ち着いて考えると、誰もそのようなオーダーを出していないはず。
実体のない場の雰囲気で右往左往してしまうケースが大半なのです。

私はこの状態を「何か面白い事言わないと症候群」などと
個人的に名付けていますが、皆様もこのようなご経験は
多かれ少なかれあるのではないでしょうか?

そのようなお考えは一度脇において、
発言内容の主導権を取り戻しましょう。



もし「面白いことを言わないと…」という状態で話すとどうなるか?

落ち着きのないまま、話す内容もまとまらないまま
場の雰囲気にのみ込まれるように思いつきで言葉を話す…
ウケを狙って本意でない発言をしてしまう…
反応が薄い… ああ、やってしまったーと後悔 …

というのはありがちなパターンですよね。

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対処法です。今回は3つ提示します。

1 選択肢を作りましょう。

 逆張りの思想も活用した極端な選択肢も用意します。
 「あえてはしゃいだ雰囲気の発言は一切しない」
 という選択肢はいかがでしょうか?

2 アサーション(健全な自己主張)の要素を取り入れましょう

 「私はタレントや芸人ではありません。」
 「ウケねらいの発言は言いたくないので言いません」
 「たとえ場がしらけてもそれが私のスタイルです」

 「私には失敗をする権利もあります」
 などのご自身を守る健全な自己主張です。

3 徹底的に専門分野にこだわりましょう。

 「私が最も長くかかわった事案は○○です。」
 「この話と皆様の事例との共通項は□□です。」

 「この話が参考になればと思いお伝えします」
 など、得意分野での発言です。

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これらの方法は「サブい」と冷笑されそうですが、むしろ逆。
結果として「面白いこと」につながるのです。

テレビ番組で言えば「アメトーーク」が好例ですね。
あの番組ではタレントの皆様が本業のタレントとしての側面でなく
ファンとして高校野球やコミックスの話をしていますよね。

「大事な話をしているから邪魔するな!」
と言わんばかりの表情で話す姿はついつい笑ってしまうもの。

大事なのは、話す際にブレない事。

心のブレの無い状態を作って話すことが大事です。
何か面白いことを話さないと、などとブレたら負けなのです。

徹底的に専門分野にこだわって、一生懸命力を注いだことを話せば、
思いや言葉があふれるような状態になるはずです。

そのときの皆様の表情の輝きや、経験に裏付けられた自信
さらに言葉の節々から出る熱量こそが、
結果として「面白いこと」そのものとなるのです。

なので世間一般で言われる
「なにか面白いことを話さないと…」というのは実は無意味。
底の浅い話や相手の心に響かない消耗品的な話になるだけなのです。

面白い話はしない、という選択肢。
私はタレントではない。失敗の権利もある、という健全な自己主張。
自分の得意分野から話を広げる、という専門分野へのこだわり。

これが結果として他者を圧倒する「面白い話」につながります。

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ご参考までに私のケースも申し上げましょう。
私の場合はラジオドキュメントの脚本演出のエピソードです。

・ストーリー作りは縦軸と横軸、
・放射思考でエピソードをまとめた、
:朝4時までは作業可能。朝5時になると支障が出た…
・台本は3か月で27回書き換えた、
・制作費削減のため各地の図書館で資料を探しまくった…
・大学図書館の閉架資料で70年前の貴重な証言を見つけた…
・音声編集ではフリーソフトを3種類併用した…
・受賞会場はすごいセットの華々しいステージだった…
などなど…

この話、2時間でも3時間でもいくらでも話せます。
私の専門分野どころか、ラジオドキュメントの脚本演出で
受賞までさせていただいた当事者だからです。

ただこの話するとものすごくウザがられるのと、
グイグイと食いついてくる方と両極端になるので
私の場合は場と相手を選んでおります。

背伸びをせず、格好つけず、専門外の事は脇において
地に足の着いた状況で話す内容を選びましょう。

皆様のフリートークのご参考になれば幸いです。
(講師:高木圭二郎)

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